エンディングノートとは?記載したい項目や作り方を解説

2022年10月16日日曜日

生前対策

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エンディングノートとは?記載したい項目や作り方を解説
エンディングノートについて確認しましょう 。

老後のこと死後のこと家族に伝えておきたいことをエンディングノートとして書いておくと役立ちます。

エンディングノートとは


万が一に備えて、自身の情報や想いなどを書き留めておくノートを「エンディングノート」と言います。

「終活ノート」とも呼ばれているように、終活の一環として家族や友人に伝えておきたい事柄をまとめるための備忘録です。

「遺言状」との違いがよく分からない、という場合もあるでしょう。

エンディングノートと遺言状の決定的な違いは、法的効力の有無。

遺言状には法的な強制力があるのに対し、エンディングノートは法的効力を持っていません。

エンディングノートにはどんな項目を書く?


エンディングノートに書く項目などは一切決められていないため、自由に作成できるでしょう。

一般的には、遺された家族が様々な手続きを行う際に必要となる情報が記されています。

エンディングノートに書く項目として1番に挙げられるのは、自身の基本情報です。

氏名や生年月日はもちろん、本籍地や血液型などもまとめておくと住民票の抹消届を提出する際などに役立つでしょう。

また、デジタルの情報は、パスワードが不明のままでは永久に残ってしまう可能性もあります。

アドレスやパスワードを記入し、SNSのアカウントなどを削除できるようにすることも大切です。

通帳や印鑑、貴重品などの保管場所は、たとえ家族でも知らないことが多いです。

預貯金や不動産、貴金属といった自身の財産と保管場所を全て出すとともに、借金についても正直に記載する必要があるでしょう。

遺言書の有無はもちろん、作成している場合は保管場所も明記することで、財産分与でのトラブルの防止につながります。

エンディングノートの作り方について


エンディングノートの作り方がよく分からない、という場合もあるでしょう。

エンディングノートを作成する際は、文房具店や書店などで販売されている専用のノートを用いることも可能です。

あらかじめ必要な項目がまとめられているため、誰でも簡単にエンディングノートを作成できるでしょう。

エンディングノートを選ぶ前に、作成する目的を明確にしておくことが重要になります。

自身の人生を振り返りたい場合は自分史を記入できる年表がついているもの、家族にかかる負担を減らしたい場合には葬儀や相続に関する項目が充実しているものなど、自身の目的に合わせてノートを選ぶようにします。

エンディングノートを選んだら、それぞれの項目に合わせて情報を記入していきましょう。

家族にとって必要となる情報がまとめられるほか、自身の人生を見つめ直して残りの人生をどう過ごすか考えるきっかけにもつながります。

ただし、エンディングノートを作成する上で1番重要になるのは、遺された家族や友人に対して自身の想いをしっかりと伝えることです。

メッセージを残しておくと、エンディングノートを通じて普段は口にできないような感謝の気持ちも伝えられます。 

エンディングノートをパソコンで作成する


エンディングノートはノートや便箋だけでなく、パソコンを使って作成することも可能です。

無料でエンディングノートをダウンロードできるサービスも提供されています。

仕事や趣味でパソコンの操作に慣れている方はもちろん、手書きが苦手な方にも向いていると言えるでしょう。

ただし、エンディングノートのデータの存在を家族が認識していないと、いざという時に役立てることが出来ません。

データは紛失しないよう注意しながら保存し、少なくとも家族のうち誰か1人には保管場所を伝えておくようにしましょう。

エンディングノートを作成できるアプリ


手書きは苦手だがパソコンの操作もよく分からない、という方におすすめできるのはアプリを使ったエンディングノートの作成です。

中には完全無料で利用できるものもあるため、挑戦しやすいと言えます。

また、アプリを利用する際は場所を選ばないことから、外出先でも思い立った時にすぐに記入することが可能です。

しかし、サービスが急に停止したり、スマートフォンの故障の影響でデータを紛失してしまったりする可能性も否めません。

出来る限りデータのバックアップをとっておくようにしてください。



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