トレードテクニック、ピラミッディング手法の紹介です。
ピラミッディングとは・・・【ナンピンとは違うのです】
ピラミッディングは、思惑通りに相場が動いたら、ピラミッドのようにポジションを積んで、増やしていく取引手法のことです。
買いの場合、上がっている通貨を、買い増して行く。
ドル円100円で4万通貨買い。
思惑通りに上がり101円。
ここで、また2万通貨買い。
さらに102円。さらに1万通貨買い。
といった感じです。
買い増しの量は、徐々に減らします。売りの場合は逆です。
他方、ナンピンは、買って、下がったら、買い増すというやり方です。
価格が下がった時にさらにポジションを買い増していきます。
ドル円100円、上がると思って1万通貨買ったが・・・
99円に下がり、また1万通貨買い。
さらに、98円・・・、さらに1万通貨買い・・・
こんな感じです。
ナンピンをすすめる人は少ないです。
ナンピンは、自分のポジションが不利になった状況下で、不利なポジションを積み増していくやり方で、一般に、危険だと言われます。
【逆ピラミッディングなど】ピラミッティングの種類について
ピラミッティングにはおおむね3種類あります。
【ピラミッティングの手法】
・減少型ピラミッティング・・・ポジジョン数を少なくしていく
・定量型ピラミッティング・・・毎回同じポジション量で
・増加型ピラミッティング・・・ポジション数を増やしていく
減少型は、上で書いたように、ポジションを追加するたびに通貨量を減らしていく方法です。スケールダウンピラミッディングとも言われています。
定量型は、長方形型やイコールポジションピラミッディングとも呼ばれ、同じだけポジションを積みましていく方法です。最初に1万通貨、 次に、1万通貨、 そして、さらに、1万通貨、
といった感じです。
最後は増加型です。逆ミラミッドやインバーテッドピラミッディングとも呼ばれます。
これは減少型の逆のやり方で、価格が上がるにつれ、ポジション量を増やします。
最初に1万通貨、 次に、2万通貨、 そして、さらに、3万通貨、
といった感じです。
リスクがかなり大きいように感じます。
ピラミッティングのメリットとデメリット
ピラミッディングのメリットとデメリットについてです。
メリット
まず、メリットの一つ目ですが、利益が爆発的に増えるということです。
トレンドをうまく捉えた場合には、大きな利益を上げることができます。
二つ目のメリットは、損切りの額を少なくできるということです。
ピラミッディングをする場合、最初のポジションを取った後、相場が、逆行した場合には次のポジションはとりません。
最初のポジションがいわゆる打診買い的な意味合いを持ちます。
自分の考えた通りに相場が進まないのであれば、わずかなポジションで損切りをすることになるので、小さなダメージで逃げることが可能です。
この二つのメリットを考えた場合、自分の考えた通りにはいかなかった相場では、小さく負けることになり、考えた通りに進んだ場合には、大きな利益を取ることができるということになります。
つまり、FX における王道、 損小利大のトレードが実現できるのです。
デメリット
次にデメリットについてです。
ピラミッティングは次々にポジションを奪っていく手法です。
ポジションをとるには、資金が必要になり、結構な資金、証拠金が必要になります。
また、ピラミッディングを成功させるにはピラミッディングに適した相場を見つけることが重要です。
ピラミッディングに適した相場、買い場合であれば、強い上昇トレンド、
できれば押し目をつけないほど強力な相場が望ましいです。
売りの場合は逆になります。
そういった相場はなかなかありません。
つまり、ピラミッティングに手法を使うことができる相場はそれほどなく、トレードチャンスが少なくなります。
いつも、いつも、ピラミッディングが成功するとは限りません。
相場は、上がれば上がるほど落ちる確率も高くなってきます。
ピラミッディングは、高くなったら買う、また、高くなったら買う、ということを繰り返していく手法なので、必然的に売買の平均コストが悪くなります。
そのため、利益の確保が難しくなります。
少しの相場の反転でも利益が少なくなったり、プラスマイナスゼロになります。
スイングトレードをしていて、数日間にわたって、ポジションを持つような場合、マーケットが閉じている間、土日などに、何か事件が起き、週明けに大きなギャップを発生した場合、とんでもない損失になることもありえます。
ピラミッディングのデメリットを考えた場合、使用するのは海外口座が適していると言えるでしょう。
資金が必要という点では、海外口座のハイレバレッジの使用で解決できます。
また、予期せぬ暴落などは「追証なし」の海外口座の使用で不安が解消できます。
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ピラミッディング手法の利確と損切り
利益確定はしっかり行うことが大切ですが、正直難しいです。
利益がどんどん大きくなっている状態で、
もっと行くのでは、もっと行くのでは・・・と考え、
なかなか利食いを決断できない。
そうこうしているうちに相場が反転して、利益の大半を失ってしまうなんてことは、
相場のあるあるです。
上がり続ける相場はありません。
上がれば上がるほど反落する確率が高くなってきます。
上昇トレンドであった相場が下げ始めたらすぐ逃げる、
ピラミッディング手法では、特にここのところを注意する必要があるでしょう。
なぜなら、相場が反転した場合、ピラミッディングはナンピンをしているのと同じ状況に陥ってしまうからです。
等間隔でピラミッディングをしていた場合、価格が半分戻れば、プラスマイナスゼロ、
さらに下がればマイナスがどんどん大きくなります。
利益どころではなくなり、強制ロスカットになってしまうでしょう。
これを解決するにはトレーリングストップを利用することです。
トレーリングストップとは、相場動きに合わせて、ロスカットラインを切り上げていくことです。
ピラミッディングはとても有効な戦略ですが、相場が順行すればするほど、ポジションが大きくなり、リスクが、どんどん高まっていきます。
だから、それを軽減するためにロスカットラインを切り上げるというトレーリングストップの活用が不可欠と言えるでしょう。
また、相場の急変、週明けの窓開けキャップなどの対策としては、先ほども書きましたが、追証のない海外口座に一定金額を入金すると言った方法などで対策をとることが重要です。
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ピラミッティング手法はスキャルピングやデイトレでも使える?
ピラミッディング手法は基本的にスイングトレードのような中長期の期間で行うのが普通だと思います。
つまり、スキャルピングやデイトレードなど短期のトレードではピラミッティングを行いうのは難しいと思われます。
なぜなら、短期トレードというものは、トレンドの継続性が強くなく、トレンドがコロコロ転換してしまうからです。
やはり、ピラミッティングをするならばトレンドが長い間継続することが理想です。
ただし、短期のトレードであっても、一時的にレートが一方向に大きく動く相場もあります。
こういった時を狙って、ピラミッディング手法で短期相場を戦うのも良いのではないかと考えます。
逆説的ですが、スイングトレードのタームでピラミッディング手法を使用し、大きな利益が出ている場合、トレンドが発生していると考えられます。
この時、時間軸を短期に移行して、短期トレードでピラミッディング手法をやるというのも有効かもしれません。
スイングトレードのピラミッディング手法を環境認識として活用するということです。
ピラミッディング手法が学べるFX本など
ピラミッディング手法が学べるFX本やサイトの紹介です。
伝説のトレーダー集団タートルズのピラミッティング
次の本で、伝説のトレーダー集団「タートルズ」が用いたトレンド・
フォローを中心とした手法が解説されています。タートルズはピラミッティングを基本としていました。
「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」
「伝説のトレーダー集団 タートルズの全貌 」
「タートルズの秘密 - 最後に勝つ長期トレンド・フォロー型売買」
伝説の投機王リバモア
天才トレーダー、リバモアの投資法が学べます。
「世紀の相場師ジェシー・リバモア」
「欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア」
「リバモア流投機術」
cis氏のピラミッディング
cis氏は、学生時代から投資をはじめ、230億円もの資産を築いた方です。
長方形ピラミッティングで利益を稼ぎ出したと言われています。
その投資哲学が学べるそう。
その著書がこちら↓
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ピラミッディング手法が学べるサイト
ピラミディング手法が学べるサイトの紹介です。
ピラミッディング EAの紹介
ピラミッディングEAの紹介です。心理的に難しいなら、EAにまかせてしまうのも一つの方法です。
・『EAつくーる』 【←ピラミッディングEAを自作できます】
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